英文契約書で英語のリーディング上達をめざして

日本人は英語ができないと言われてもう久しいですね。最近では電子辞書を駆使したりインターネットで英語を家で勉強出来たり語学を学ぶ環境も良いので日本人の英語力も上がってきたのではないでしょうか?小学校でも英語教育を導入していくという方針もあるので、語学の壁を越えてグローバルに活躍できる日本人が育ちやすい環境となっているように感じます。しかし、私も以前よく使っていたフレーズで「私は英語は話せないけど読み書きは大丈夫!」という方が多いのですが、実際日本人で読み書きが得意な人はどれほどいるでしょう?読む能力はまだしも、「書く」という点では学校ではほとんど訓練されていませんよね。


聞ける・話せる能力のブラッシュアップに英会話学校に通う人は多くても、英文リーディングや英文ライティングの学校に通う割合はまだ少数派だと思います。


これが会社に入り実務をこなすようになると、英文の読み書き能力の有無は非常にウエイトを占めるようになります。社内、社外のやりとりに使うメール文章、重要な英文書類、特に神経を払って細部を読み込む英文契約書などが業務にかかわるため、読み書きの能力は必須です。私は外資系企業に勤務しながら独学で英語を勉強しました。聞く、話すはなんとなく環境のおかげで劣等生ながらも上達が見えましたが、読む、書くについての道のりは本当に想像以上に大変でした。なんといっても完全に文法のやり直しからでしたから・・・。


その時に購入してとても役に立った「基本英文700選」、「すぐ使える英文手紙文例集」などの参考書は現在でも大切に使っています。手紙やメールの文例などはひな型があるのでそれを数パターン覚えておくだけで一応困らない文章でのやりとりができるようになります。


あとは結構な難関ですが「英文契約書」。英語の契約書には本当に専門的で難度の高い単語と文法がでてくるので勉強するのが大変だと思われがちですが、翻訳家の中には英文契約書ほど規則性があるクリアな英文はないという意見の方もあり、その規則性をマスターすればあとは最適な単語を当てはめ、英文全体をロジカルに構築する訓練次第で読み解けるようになるようです。英文契約書は数を読むことで読解する力がつく、ビジネス英語の上達には適した分野だと思います。英文契約書の読み方、書き方の参考書やサイトも多数あるので利用したいですね。


そして、英語の読み書き上達に一番大切なのはやはり「数をこなすこと」なのではないでしょうか。

私はほとんど正確に記事の内容がわからなくても英字新聞のJAPAN TIMESに目を通す習慣を持っていました。わからない単語や文法につまずいても、文の構造がわからずちんぷんかんぷんだったとしてもとにかく読み切ることを目標にしました。辞書引き、後戻りも立ち止まりも禁止して一気に読み切ってしまうのです(内容がちっともわからない記事はたくさんありました)。そうしていくうちに英文に対するアレルギーが消え、その言語が持つ特徴がつかめて来るとどんどん読むことが楽になってきたのです。


現在でも英語のレベルは決して満足なものではありません。しかし、細部を気にするあまりに英語の文章の大きな輪郭を見逃したり、コミュニケーションをとるのに躊躇するというもったいないことをしないよう、英文の「正しさ」より「主旨のわかりやすさ、礼儀正しさ」に重点を置いて英語を使っていくことを心がけようと思っています。